腸重積(ちょうじゅうせき)は、腸が腸の中に入り込んでしまう病気で、 特に1歳前後の乳幼児に多くみられます。進行すると腸の血流が悪くなるため、 早期診断・早期治療がとても重要です。
🟦 腸重積はなぜ起こる?胃腸炎のあとに続発することがあります
多くは原因不明ですが、ウイルス性胃腸炎(アデノウイルスなど)の回復期に、 腸のリンパ組織が腫れることが“きっかけ”となり腸が入り込むことがあります。
- 胃腸炎が治ったと思ったら急に不機嫌
- 機嫌の波が激しい
- 夜間に急に泣き叫ぶ
これらは腸重積の代表的な発症パターンです。
🟧 症状は腹痛とは限らない|乳幼児は“泣き方の変化”で分かる
典型症状は以下の通りです。
- 周期的に繰り返す強い痛み
- 嘔吐(進行すると胆汁を含む)
- いちごジャムのような血便
【乳幼児で特に多い症状】
・とにかく機嫌が悪い
・抱っこで泣き続ける/下ろすとまた泣く
・ぐったり、ぼーっとして反応が悪い
・“泣く → 落ち着く → また泣く”を繰り返す(痛みの波)
※腹痛を訴えられないため、不機嫌・意識がぼんやりが主訴になることがあります。
・とにかく機嫌が悪い
・抱っこで泣き続ける/下ろすとまた泣く
・ぐったり、ぼーっとして反応が悪い
・“泣く → 落ち着く → また泣く”を繰り返す(痛みの波)
※腹痛を訴えられないため、不機嫌・意識がぼんやりが主訴になることがあります。
🟩 診断にはエコーが必須|レントゲンでは分からないことが多い
腸重積の確定診断には腹部エコーが最も有用です。
- レントゲンでは写らないことが多い
- エコーならドーナツ状の“ターゲットサイン”が確認できる
- 被曝がなく安全
腸重積を疑ったら必ずエコーで評価することが重要です。
🟥 治療:空気(造影)による注腸整復が第一選択
腸重積の治療は以下の2種類です。
① 注腸整復(空気 or 造影剤)
- 成功率 70〜90%
- 痛みが少なく安全
- 治るとその場で元気になることも
② 手術
- 注腸で治らない場合
- すでに腸の血流が悪化している場合
🟪 この症状があればすぐ受診を!
【腸重積の緊急サイン】
・とにかく泣き止まない強い不機嫌
・数分おきに泣く→落ち着く→また泣く
・繰り返す嘔吐
・ぐったり・反応が悪い
・いちごジャム様の赤い粘液便
これらがあれば夜間でも受診を推奨します。
・とにかく泣き止まない強い不機嫌
・数分おきに泣く→落ち着く→また泣く
・繰り返す嘔吐
・ぐったり・反応が悪い
・いちごジャム様の赤い粘液便
これらがあれば夜間でも受診を推奨します。
まとめ
- 小児の腸重積は突然起こる緊急疾患
- 胃腸炎のあとに続発することがある
- 腹痛ではなく不機嫌・意識低下が主訴のことも多い
- 診断にはエコー(超音波)が必須
- 早期治療で多くが改善可能
「いつもと違う泣き方」「不機嫌が続く」など、小さなお子さんの変化は大切なサインです。 八女市黒木町で診療している当院ではお子さんも診察しておりますので、気になる場合はお早めにご相談ください。