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小学生のおねしょについて

夜尿症(おねしょ)は、5歳を過ぎても夜間に繰り返しおしっこをしてしまう状態を指します。
実は、なぜ夜尿症が起こるのかはまだ完全にはわかっていません。

★考えられている仕組みには、次のようなものがあります。

・夜間の抗利尿ホルモン(バソプレシン)の分泌が少ない
 本来は夜に尿が作られにくくなるはずですが、このホルモンが十分に働かないと、夜も多くの尿が作られてしまいます。

・膀胱に尿をためる力や、排尿を我慢する機能の発達が遅れている
 まだ膀胱が小さかったり、我慢する力が未熟だったりすると、おねしょにつながります。

・眠りが深すぎて目が覚めにくい(覚醒しづらい)
 夜尿症のお子さんには「寝相が悪い」子が多いことが知られており、眠りの深さや覚醒のしにくさが関係している可能性があります。

★まず取り組むべきは生活習慣の改善です

夜尿症の治療を考えるときに、一番最初に大切なのは 生活習慣の見直し です。

・寝る前の水分を控える(特にお茶やジュースなど)

・夕食の塩分を取りすぎないようにする

・寝る前には必ずトイレに行く習慣をつける→男の子も座ってしっかりトイレで出し切ることが重要

・規則正しい生活リズムを整える

こうした工夫だけで改善するお子さんも少なくありません。

★治療の流れ

生活習慣を整えても改善しない場合には、治療を検討します。
まずは、一次性か二次性かを見分けることが必要です。

一次性夜尿症:小さい頃からずっと続いている場合

二次性夜尿症:一度止まっていたのに再び始まった場合(病気が隠れていることがある)

二次性の場合は、尿路や内分泌の病気などを調べる必要があります。また心因的な要素が関与していると思われる子もいます。

★主な治療方法

器質的な病気がないと分かれば、次のような治療を行います。

・デスモプレシン(内服薬):夜間の尿量を減らす薬

・アラーム療法:おねしょを感知すると音で知らせ、尿意で目覚める習慣をつける方法

また、場合によっては(適応外ですが)抗コリン薬、三環系抗うつ薬、β3受容体刺激薬などが使われることもあります。

★まとめ

夜尿症は珍しいことではなく、多くのお子さんが経験します。
原因は一つではなく、ホルモン・膀胱や神経の発達・睡眠の深さなど、いくつかの要因が重なっていると考えられています。
まずは生活習慣を整え、それでも改善しない場合に薬やアラーム療法を検討します。
いつかは治る病気ですので、子供を叱るのは絶対にしてはダメで、ご家族が焦らずに見守ることが、お子さんにとって一番大切です。

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