秋は運動会の季節ですね。
子どもたちは一生懸命に走ったり踊ったりと、たくさんの練習を重ねて本番を迎えます。
しかし、「運動会のあとに風邪をひいた」「のどが痛い」「熱が出た」というお子さんが毎年多く見られます。
これは、“オープンウィンドウ現象” と呼ばれる体の反応が関係しています。
🌬オープンウィンドウ現象とは?
激しい運動をしたあと、一時的に免疫力が低下する状態が起こることがあります。
運動後数時間から数日間、ウイルスや細菌に対する防御力が下がるため、感染症にかかりやすくなるのです。
この「免疫の窓が開いた」ような状態を、“オープンウィンドウ”と呼びます。
🧠どうして免疫が下がるの?
運動をすると、体は一種の「ストレス状態」になります。
その結果、
・ストレスホルモン(コルチゾール)の上昇
・免疫細胞(リンパ球・NK細胞)の一時的な減少
・体の炎症バランスの変化
などが起こり、数時間〜2日ほど免疫力が低下します。
このタイミングで風邪ウイルスなどに触れると、感染してしまいやすくなります。
🎽 運動会シーズンに多い理由
運動会前後は、
練習や本番での強い疲労
暑さや寒暖差
睡眠不足や緊張
が重なり、体調を崩しやすくなります。
さらに秋は、溶連菌・アデノウイルス・RSウイルス・インフルエンザなどの流行も始まる時期。
オープンウィンドウと季節要因が重なって、風邪をひくお子さんが増えるのです。
🍀 予防のポイント
🥛 運動後の栄養補給 炭水化物とタンパク質を一緒に摂る(おにぎり+牛乳など)
🛏 睡眠 運動会の前後はしっかり休ませる
💧 水分補給 脱水は免疫力を下げるため、こまめに摂取
🧼 手洗い・うがい 運動後や帰宅後に丁寧に行う
●まとめ
運動会のあとに体調を崩すのは「頑張った証」でもありますが、
体が疲れて免疫が下がっているサインでもあります。
しっかり休んで栄養をとることで、体は自然に回復します。
もし熱や咳が長引く場合は、早めの受診をおすすめします。