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赤ちゃんの湿疹は早めの治療が重要です。

湿疹が出てしまったとき、どう対応すればよいか悩む方も多いのではないでしょうか。湿疹は、乾燥や外的刺激、アレルギー反応などによって皮膚に炎症が生じる状態です。早期に適切なケアを行うことで、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を送ることができます。

💧 湿疹の予防と改善に欠かせない「保湿」

湿疹の予防と改善には、保湿が最も重要です。乾燥した肌に適切な保湿を行うことで、バリア機能が強化され、外的刺激から肌を守ることができます。病院で処方できる保湿剤には以下のようなものがあります:

ヒルドイドローション:ヘパリン類似物質を含み、肌の乾燥を防ぎます。

プロペト:ワセリンを主成分とし、肌の水分蒸発を防ぎます。

これらの保湿剤を適切に使用することで、湿疹の予防と改善が期待できます。
また市販にも保湿効果に優れてものがあるので使用しても良いかもしれません。

🩺 湿疹が3か月以上続く場合はアトピー性皮膚炎の可能性

湿疹が3か月以上続く場合や異常に痒がる場合は、アトピー性皮膚炎の可能性があります。アトピー性皮膚炎は、遺伝的要因や環境要因、免疫系の異常などが関与する慢性的な皮膚疾患です。早期に適切な治療を行うことで、症状の悪化を防ぎ、生活の質を向上させることができます。

💊 アトピー性皮膚炎の治療法

アトピー性皮膚炎の治療には、以下の方法があります:

ステロイド外用薬:炎症を抑える効果があります。使用方法や使用期間については、医師の指示に従ってください。

モイゼルトなどの新規外用薬:ステロイドに代わる治療薬として、炎症を抑える効果があります。

保湿剤の継続的な使用:バリア機能を維持し、症状の再発を防ぎます。特にステロイド使用時は乾燥傾向になるため
ステロイドとセットで塗布することが非常に重要です。

特にモイゼルト等の新規外用薬はステロイドの皮膚が薄くなる等の副作用がないですし、現在は3か月の赤ちゃんから使用出来るため積極的に使用しても良いかもしれません。

🌱 早期治療のメリットと将来のアレルギー予防

湿疹やアトピー性皮膚炎を早期に適切に治療することで、以下のようなメリットがあります:

苔癬化の予防:アトピー性皮膚炎は湿疹が持続し皮膚が硬くなるとなかなか治らない状態となりますが、それを予防します。

二次感染の予防:傷からの細菌感染を防ぎます。

生活の質の向上:かゆみや炎症による不快感を軽減できます。

将来的なアレルギー疾患の予防:適切なスキンケアにより、食物アレルギーなどの発症リスクを低減できる可能性があります。

📝 まとめ

湿疹やアトピー性皮膚炎は、早期の適切な対応が重要です。乾燥した肌に対する保湿を徹底し、適切な治療とケアにより、健康な肌を保ち、快適な生活を送りましょう。またアトピーの治療は年々発展しており、症状の改善が得られない場合は、大きい病院の皮膚科でJAK阻害薬等を検討するのも重要です。

医院名 医療法人 尚恵会 冨田医院
所在地 〒834-1217
福岡県八女市黒木町黒木87-1
TEL 0943-42-0173
駐車場 あり
医院名 病児保育室 子どもケアハウス のびのび
所在地 〒834-1217
福岡県八女市黒木町黒木87-1
TEL 0943-42-0673
駐車場 あり
医院名 冨田医院 八女総合療育館
所在地 〒834-1221
福岡県八女市黒木町今548
TEL 0943-42-0105
駐車場 あり