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減酒外来|八女市黒木町の小児科|冨田医院

減酒外来

「お酒は“やめる”のではなく“減らす”時代へ。
内科で取り組む減酒外来」

減酒外来とは?

減酒外来とは?

これまで医療機関でのアルコール治療は、「生涯にわたってお酒を完全に断つこと(断酒)」を目標とするものが主流でした。
しかし近年、欧米をはじめ国内外で「まずは無理のない範囲で飲む量を減らし、健康や生活の質の改善を目指す」という「減酒」の考え方が広がっています。
もちろん飲酒量をゼロにすることには大きな健康上のメリットがあります。しかし近年の医学研究では、完全にやめられなくても飲酒量を減らすだけで、血圧や肝機能など身体への悪影響が十分に改善することが分かってきました。
日本国内には、高血圧や脂肪肝、糖尿病、睡眠障害など、お酒が原因の一つとなっている病気を抱える方が数多くいらっしゃいます。しかし、「アルコール依存症というほどではない」「病院に行くほど重症ではない」と感じ、一人で悩みを抱え込んでいる方も少なくありません。
当院の減酒外来は、そうした方々を含め、「お酒との心地よい付き合い方を見直し、自分らしい健康を取り戻す」ための専門外来です。

当院の減酒外来 4つの特徴

①「断酒」ではなく、まずは「減酒」から始める治療

「病院に行ったら、絶対にお酒をやめさせられるのではないか」と考えると、受診のハードルはとても高くなってしまいます。
当院では、まず「飲む量や頻度を少しずつ減らすこと」を目標にスタートします。アルコールの問題は、深刻化する前の早い段階で取り組むほど改善しやすいのが特徴です。もちろん、最初から完全な断酒を目指したい方にもしっかり対応いたします。

②「あなたにとって大切なこと」を中心にした減酒支援

当院では、「なぜお酒を減らしたいのか」という患者さんの動機を何よりも大切にしています。
「健康診断の数値を改善して、元気に長生きしたい」
「家族との団らんや、子どもの成長をしっかり記憶に残したい」
「翌日の二日酔いをなくし、仕事のパフォーマンスを上げたい」
「趣味に使える時間や休日の活動量を増やしたい」
単にお酒の量を減らすこと自体を目的にするのではなく、「お酒を減らした先に、どんな毎日を過ごしたいか」を一緒に見つめ直します。心理学的なアプローチも取り入れながら、ストレスなく続けられる行動改善を支えます。

③生活習慣病も内科でまとめて管理できる

長年の飲酒習慣によって、高血圧、脂肪肝、肝機能障害、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症(痛風)、心疾患などをすでに併発されている方は少なくありません。
一般的に「お酒の悩みは精神科」「身体の不調は一般内科」と別々に通院しなければならないことも多いですが、当院は生活習慣病の診療を行う内科クリニックです。減酒への取り組みと並行して、身体の病気や検査数値の改善もワンストップで管理できます。

④飲酒欲求を抑える「お薬」を活用した治療

意志の力だけに頼るのではなく、医学的に効果が認められた治療薬を上手に組み合わせることで、無理なく減酒を進められます。

  • ナルメフェン(商品名:セリンクロ)
    減酒治療における第一選択薬です。飲む1〜2時間前に服用することで脳の報酬系に作用し、飲酒時の「もっと飲みたい」という強い欲求を抑え、飲む量を自然に減らしやすくします。初期に吐き気が出ることがありますが、多くは一時的です(必要に応じて吐き気止めを併用します)。
  • アカンプロサート(商品名:レグテクト)
    主に断酒維持に用いられるお薬ですが、減酒を目標とする場合にも役立ちます。「飲みたい」「ソワソワして落ち着かない」といった脳の興奮を和らげ、飲酒への渇望感を抑えます。

※当院では、アルコール依存症の診断・治療に関する専門研修を修了した医師が責任を持って診療を行います。

専門医療機関との連携について(ご注意点)

日々の飲酒量が極めて多い方、重度のアルコール依存症(身体的な離脱症状が強く出ている場合など)や重い精神疾患を合併されている方については、より高度な専門医療や入院加療が必要となる場合があります。
その際は患者さんの安全と健康を最優先とし、地域の精神科や依存症専門医療機関と速やかに連携して治療を進めてまいります。

なぜ冨田医院で減酒外来を行うのか?

なぜ冨田医院で減酒外来を行うのか?

私自身、以前はほぼ毎日のようにお酒を飲む生活を送っていました。
年齢を重ねるにつれて飲む量が少しずつ増えていき、ある時「医師として患者さんに健康を語りながら、自分自身はこのままで良いのだろうか」と強く疑問を抱くようになりました。
そこから試行錯誤を重ねてお酒との向き合い方を見直した結果、現在では特別な会席などを除いて、普段はお酒をほとんど口にしなくなりました。
その過程で実感したのは、お酒から適度に距離を置くことで、本当に大切にしたい家族や仕事、健康にしっかり向き合えるようになるという心地よさです。
同時に、自分自身の経験があるからこそ、「頭では分かっていても、お酒を減らすことがどれほど難しいか」も痛いほどよく理解しています。
だからこそ当院では、
「つい誘惑に負けて飲んでしまった」
「思ったように減らせなかった」
といった患者さんを責めることは一切ありません。
お酒を頭ごなしに否定するのではなく、あなたが大切にしたい生活や目標を共有しながら、無理のないペースで飲酒習慣を見直すお手伝いをしたいと考えています。

受診の流れ

STEP01

ご予約

初診ではじっくりお話を伺うため、WEB予約またはお電話にて事前予約をお願いしております。

STEP02

事前問診

WEB予約の方はスマートフォンから事前問診にご回答いただけます。お電話でご予約された方は、来院時に受付で問診票にご記入いただきます。

STEP03

診察・治療方針の決定

現在の飲酒状況やお困りごと、生活習慣について丁寧にお伺いします。「なぜお酒を減らしたいのか」「どんな場面で飲むことが多いのか」を整理し、血液検査などで身体の状態を確認した上で、あなたに合った目標と治療計画をご提案します。

減酒外来 よくあるご質問(Q&A)

よくある質問をまとめました。

Q1.健康保険は適用されますか?
はい、健康保険が適用されます。減酒・断酒補助薬の処方についても、一定の診断基準を満たす場合に保険適用での処方が可能です。
Q2.アルコール依存症ではないと思いますが、受診しても大丈夫ですか?
もちろん大丈夫です。「健診で肝臓の数値を指摘された」「最近お酒の量が増えてきた」「休肝日を作ろうとしても続かない」など、お酒との付き合い方に少しでも不安を感じた段階でお気軽にお越しください。早期に取り組むほど、スムーズにコントロールを取り戻すことができます。
Q3.必ずお酒を完全にやめ(断酒し)なければいけませんか?
いいえ。当院では「まずは飲酒量を適正なレベルまで減らす(減酒)」ことを基本目標としています。もちろん最初から断酒を目指したい方にも対応しますので、ご自身の希望を遠慮なくお聞かせください。
Q4.お酒を減らせなかったら、先生に怒られますか?
怒ることは決してありません。お酒を減らす過程で飲んでしまったり、予定より量が増えてしまったりするのは、アルコールが持つ脳への依存性の影響であり、決してあなたの意志が弱いからではありません。「何がきっかけで飲んでしまったのか」「次はどう対処するか」を一緒に前向きに考えていきましょう。
Q5.約束を守れず飲んでしまったら、次の受診は気まずいのですが……
むしろ、うまくいかなかった時こそ診察にお越しください。失敗の中にこそ、今後の生活を改善するための大切なヒントが隠れています。ありのままの状況を共有していただけることが、一番の近道になります。
Q6.精神科ではなく、内科で診てもらえるメリットは何ですか?
精神科への受診に心理的なハードルを感じる方でも、普段のかかりつけ内科と同じ感覚で受診していただけます。また、高血圧や脂肪肝、糖尿病など、お酒による身体疾患の検査や治療をその場でまとめて行えるのが内科ならではの強みです。
Q7.どれくらいの飲酒量になったら受診すべきですか?
お酒の絶対量だけで決まるわけではありません。「休肝日が作れない」「年々お酒の量が増えている」「健診で異常を指摘された」「家族から飲み方を心配されている」「お酒のせいで翌日の仕事や体調に影響が出ている」など、生活に何らかの支障や不安を感じている場合は、一度ご相談いただくことをおすすめします。
Q8.薬を飲むだけでお酒を減らせますか?
お薬は飲酒欲求を抑えるための非常に心強い手助けになりますが、薬だけで全てが解決するわけではありません。お酒を飲みたくなってしまう生活パターンやストレスへの対処法など、日々の習慣を少しずつ見直していくことが不可欠です。当院では薬物療法と生活面のアドバイスを両輪として支援いたします。
医院名 医療法人 尚恵会 冨田医院
所在地 〒834-1217
福岡県八女市黒木町黒木87-1
TEL 0943-42-0173
駐車場 あり
医院名 病児保育室 子どもケアハウス のびのび
所在地 〒834-1217
福岡県八女市黒木町黒木87-1
TEL 0943-42-0673
駐車場 あり
医院名 冨田医院 八女総合療育館
所在地 〒834-1221
福岡県八女市黒木町今548
TEL 0943-42-0105
駐車場 あり